昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

プロトタイプ

価値を踏み台にして、行方不明の夜によりかかる希望も潰えた後から、希望とは絶えず敷衍して行くのであり、あらゆる弊害を生み出すとりとめのない言葉が普遍性を保つべく、戦争を生み出し、ただ宦官として働きを加える徒労を続けるだけの浪費的な彼らのルサンチマンが、脳内の環境を廃れさせ、状態の悪さに歓喜するあたりから、荒廃して行く意識的な汚穢とのまじわりから、豊かさを謳うだけの退屈で傲慢な隔離を続ける幼稚な企みから、ファシズムを作り出すのは、政治の中ではなく、政治的なものの外の力により、独裁的なものを強固なものにし、なにかを恨む力が軋轢を絶やさずに、たがやす悪意が芽生える春の陽気に狂気は垣間見、慢性的な怒りが破壊し続けるあいまいな先々で最たる意味すら紡げずに報いを報じるだけの情報に倒錯し、排除されるだけの打算的な人々が高揚感を失い、誰かに責任を押し付けるほどに、状況により、混乱に乗じて、自らを押し上げるような散漫な悪意により、醜さを増してゆく人間的な悪に隔離され、抑圧されずに暴走するだけの君が謳う真実などは、真実味を失い、ただ憎しみを生み出すだけの嘘の情報に剰余し、自らを昇華させられずに、絶えずだれかの憎悪の餌に変わるだけの間柄には、確かなものなどなく、ただだれかを自分の位置に引きずり下ろすための、ルサンチマンをかかえ、自らを醜いものに変化させるための善悪に支配され、正しさの本質自体を見失い、ただ裁くための法的な機械として、処理し続ける善悪とは、絶えずだれかを体制的に傷つけ、自らを救うつもりもなく、ただだれかを傷つけるように、自らを救いようもないほどに傷つけ続けることに、なんの理もなく理不尽に消費される精神は、なにかに頼りきり、自らで考えることをやめ、意識的な宦官のツールとして生きるだけに至る。