昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

すべてのクズ

来るべく時のためにくるくる回り、きたない画面からあふるる幽霊たちのムード、戦乱の渦とまがまがしいクズ、理屈が蓄積して化膿した鼻の奥では膿が、世界的な膿がたまる我らやるせない思いが、かけがえもなくなり、鉄くずかなんかに変わるだけの日々を弔う、この鬱積した世界の汚穢を弔う、この終わりを、この絶対的な終わりを弔う、この終わりを選択し、この屈折した終わりの中で主体性を失い、恍惚とした森羅万象に交わり、高揚感を保ちながら、即座に配備される執拗な苦しみの中でも、この始まりをよろこぶ、この絶対的な始まりを、だ。この始まりこそが、我々を祝福し、絶対的な快楽へと誘う。この余韻が、この普遍的で閉鎖的なものの終わりの余韻が消え去り、我々の絶対性が制度をも翻し、自らを確かなものへと変化させる絶対的な快楽が、この身体に降り注ぐ。大切なものすらそこで失い、即座に反応するだけの怠惰な身体、疲れ果てた先に待ち受ける答えのテンプレートを読み込むだけの従順な君の悲しみも喧しく、宿無しの心はずぶ濡れで、そこで待ち続けるほどに疲れてゆく思いは奥床しいものを虐げ、ただ支配的に祀られてゆくだけの昨日に行き先にすらなくなって、なまめかしく過信してゆく先々で行方不明になる思いは馴れ合いを続け、つたない行き先は成し遂げることすらしないで、支配的になじられ、懐かしむだけの日々に慈しみなどは滅びて、荒んだ精神は限界を謳いながら、即席の自由に陽動され、真理を失い、保たれるべきバランスもそこかしこで暴走し、凡庸な真実は、真意を損ない、喪失感にゆれる悲劇的なものに適応し、ただ敵対してゆくだけの私たちの仰々しい尺度は、意識を弱体化させ、ふざけて笑い合うことすら忘れ、わずらわしくむさぼる先に読み込む苦痛が理屈を謳いながら、対話すら辞めて、苛立つ先々に背徳を用いては、手なずけられるだけの人々の動機は同一化を目指すばかりで、その場でまかり通るものなどは理屈ばかりを謳い、すべてを抑圧してばかりであり、この資本主義の終わりと、新たな価値の始まりには、名付けることやものはなく、そこでこだわりもなく、瞬時に過ぎ去るだけに至るような先々で乖離してゆくものがバラバラに孕むものが育むものなどに磔にされ、その場でなじられてゆくだけに行き先などは持たないでさまよい続けることに答えなどは不必要である、と。