昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

終わるための世界

死をも乗り越える帰り道、乖離する動機とすれ違い、生命に与えられた制限を乗り越え、天命などにあらがい、瞬く間に過ぎ去るだけの瞬間には、遮られることもなく、誰かに与えられた制限なんかは不潔であるし、不必要なものばかりが、物語に咆哮を続け、つたない瞬間がコレクションされ、際限なく迫る意味が今を隈なく、支配して裁かれるだけの人々が唾棄するものに巻き込まれるための時間なんかから逃れる。朗らかだった君の顔も尊くなり遠くなり、いつしか絶え間ない君との愛もなくなり弛み、かゆみばかりが増えて、関係も冷え込んで君もいなくなり、いびつな主観に黙り込む汚穢たる主体性がいぶかる先々で、あいまいな対立を続け、合間合間に見つけた豊かな世界観が暗澹たるものにで変わり、君との同化に反して、加速して行く動機に課せられた罪が重荷に変わり、面影もたちまちに交わり、季節を透過させるために、わずらわしく課せられた意味により、社会性なんかを謳うための規律に隷属し、加工され、君の動機がドラスティックに加勢するためのルールを破り、朗々と躍動する瞬間に同化するだけの惰性な意味に規則的にからまり、規制されるために堕落する所以から勇躍するために退廃的なモジュールを集め、機械的な気配が制限するものにより、いたわれることがなくとも、君を失うことに後悔などしないように、官僚制的な社会主義の中で、保たれる動機などに同化するだけの道化師たる政治家が空疎な自分に役職なんかを与え、約束なんかを謳い、奪われるだけの主観に寄りかかるものを粛清するだけの堕落した空間から逃れられるものすらなくなり、ないがしろにされる今に忌々しく交わる習慣性なんかを破壊するためのウイルスにより、新たな価値を紡ぎ出す。人間こそがウイルスなどとうるさく言い放つ者が付きまとい、つかさどる意味に加担するために権力的なものを手にして、自らを狂わすための理想により、理性すらなくなり、自らの意思を遂行するためだけに、ためらわずに裁き続ける先に正しさすらなく、ただすがるばかりのものがたちまちに溜まり込む。君たちは自分たちこそがすごいと勘違いして、すぐさま付け上がるだけだし、惰性で加担された誰かの罪に寄りかかるだけの君の意味なんてものは、誰かに借りただけの借り物の罪なのだ。