昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

立ち向かう

幼い君の衝動性が世界を濁らせる前に、前衛的な情愛に基づいたエゴが迎合する正しさに支配される前に、近影を辿り、老化するだけの季節を綺麗に縁取り、朗々と歌う今をむさぼるだけのタナトスが、死以上のものを捕食したいらしく、らしくないものを強要する間にロジカルに消費されてゆくアイドルたちが用いる得体の知れない神のようなものを模倣し、あたかも大切なもののように体制的に愛して、退嬰的なものに陥る間にアイロニカルな君たちの理性が卑近な例を上げて、アナボリックに至るまでの軌跡に寄りかかる終焉から、厭世観などを巻き込み、この命とは絶え間ない痛みを孕んでは、見たときもない意味を収奪し、集団意識的に憎しみを引き出すためのコマーシャルに洗脳されず、絶えず能動的で、受動的に受け取る意味の間で錯乱するだけのルールに反して、自らの意味を見出す限りに、未来は輝いて、そこで束縛されるための数字と、そこで枢要な地位を謳うだけの機械的な暗示に反して、たちまちに現れる規制から抜け出し、ニヒリズムに擦り寄るだけの幼稚な価値により撹乱するだけの規律を打ち砕き、惰性でケミカルな浪費癖により、対比されるために君たちは互いを羨んだり恨んだり憎んだり、へりくだることに忙しく、そこで茫漠たる欲を加速させ、宇宙から生まれた物質として記号的に生きずに、生かされてるだの云々と、綺麗事を並べ、軽口を叩いたり、平気で誰かや何かを利用することにより生まれた価値なんかを求めたり見出したりすることに忙しく、生きて何かを打ち出すよりも、求めることだけが、あたかも答えを生み出すように感じられる間から生まれた愛のようなものは、愛のもののようでそれは、愛に似ているだけ、だ。