昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

枢要な日々

意識下でおどる獣たち、ベランダでは綺麗な花が咲き乱れ、境目なんかなくても、ささやかな愛で季節を通り抜け、健気に歌う思い出が羽化し、屈折した思いから飛び立つ。やましい記憶がさんざめき、際立つ思いが規則正しく報うための世界に亀裂を与え、あらがう先々で陶酔し続けるだけの打算的な君たちの記憶に拘束されるだけの過ちの密度や、誤りを加速させ、意識に枷を嵌めるだけのあいまいな統率から逃れる。たちまちに現れる復讐劇が、勧善懲悪なんかをヒステリックに謳い、たちまちに現れる理不尽な懲罰やらが束縛する先々では最たる意味も即座に意味も失われ、即席の自由を謳い、対価なんかを用いては、馬鹿どもが巣食う支配的な経路や回路の中でこじつけられる思いを引き延ばしては、悲観的にむすばれる思い出も儚く遠ざかり、ここにあるのは多分、無意味なものが折り重なり、あたかも正しいもののように崇められては、神のようなものを即座に生み出して、何かを踏み台にするためにロジカルになるような誤りに至り、いびつな異物感に苦しみながら、安易な慟哭に浸り、びくつく観念は、苦しみが絶えず、たちまちに修復される闇は、鬱鬱と自らの痛みを加速させる。罪があふれている島国でヘイトをためる、うごめく真実が伸縮し、真実を喪失しては、相違するものが偏りを示し、従うほどにかりそめの理由は、果たす義務なんかを謳いながら、奪われるために保つ身体がやかましくつきまとう制限ばかりの日々の中で加速する理由なんかが、健気に従属する主義なんかには、真実なんかいっさい存在しなくて、ここに存在している自分すらあいまいなものであるし、現れる意味にあいまいになりがら、担う理由なんてものは、誤りばかりであるし、そこかしこに誤解だの、悔悟などを生み出しては、意識することを忘れ、意識させられることにより、怯えてばかりいる。過ちや誤りばかりの日々から乖離して行く景色、孤立して行くあでやかな君の最期の言葉がこだまし、高潔になり、たおやかに悶える穏やかな日々。