昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

ゆるんだ君の身体

顔の中心に世界が集まったような犬、官僚的なオブジェクトをハッキングして、暮れ行くだけの季節から逸脱し、壊れたリアクターから垂れ流されている放射線によって、ドロドロになった大脳、どこに行くわけでもなくウロウロしてホルモン食べたいし、彫り物みたいなやつばかりがウロウロしている過労死寸前の大都会、大嫌いなきみのニキビになりたい、憎しみばかりの世界から抜け出すための、神社仏閣みたいなやつになりたい、人畜無害でありたいし決してめげない、てきとうな会話しかしないし、だれにも従わないし、ただ私が私であることが素晴らしすぎるし、美しいものなんてそんなにもないし、ヤニ臭い公園にたまる蝉たちのぬけがら、ガラス玉みたいな猫の目、貪婪な足跡を残しているだけの彼女たちの苛立ち、だしぬくための嘘で高揚する私たちは、ほんとうのものなど見たこともないから、私たちは嘘ばかりつくんだ。なんでわからない奴のために謝罪しなければいけないような小さな世界での闘争なんかにより、世界は憎しみばかりをふやして、バランスを崩しているのにも気付かずに、憎しみばかりを助長して、復讐ばかりを求める奴らで社会とは形成されてやがる。なにも解決してないのに、呑気にあぐらかいて遠ざける、助けないならば、黙って従うよりも、自らの意思に従い、なにが正しいのかを理解する。このような錯綜する怒りは、誰かの手により作成された怒りであるし、正しさなんてものは、ただ歪むために今にかさましされたものであり、悪を絶えず製造して、あたかも自分が正しいように示すために、今に悪をねつ造するのか、と簡単に加算される原理が散々な日々を過ごすために、退嬰的になりながら、なにかをモノマネして、目の敵にしながら、しなびた日々をいびつに形成して、聖戦なんかを謳いながら、奪わるために保たれた日々にもたれかかり、あたかも正しいことのように崇められているものにより、私たちは絶えず引き裂かれてゆくのか、と簡単に処理されて、計算するものが価値を打ち出して、もぬけの殻になってしまう形あるだけの君も老いてしまうだけだし、そこで打算的に格納される支配的な兵器により、簡単に駆逐されてしまうだけ、だ。