昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

弾ける

ずっとじっとして、はじめから交わる。もうまじめにこの世界などは、世界と名付けられた途端に、誰かに手なずけられ、健気さを損ない、誰かの行いに言いなりなだけの従順さを武器にして、世界を滅ぼしたのだ、と何もない閉塞的な宇宙では、喜びすらもないから、喜びとは自分で生み出すものであり、見出すものであり、見くびると陥る先の闇なんてやつが、狡猾に狙いを定めていやがるし、嫌がる君の仰々しい思いは、行儀よくなんてないし、つまらないものを崇めては、貢ぐことにより、募る意思は、言い訳ばかりを加速させ、誰かを苦しめるほどに、自らは幸せになるのだ、とか可視化している苦しみを放置して、屠られるだけの日々はいびつにシンクロして、一切の死を運びながら、緩慢になじむ日々の後から迫るいびつな意味だとか、惰性に結ばれる記憶をすなどるための商法や、資本的な枷を嵌め、要約するほどに、有する意味は互いを強請り、不可解なものを付加価値の高いものなどと嘯くだけのキャピタリズムの中では、リリカルなものすら価値になりやがるし、そのような退屈の中では、偽善すらも優しく感じるのです、と醜い罪により理不尽に破壊された身体を眺める君がうつむく先には、美しいものすら潰えて、物事や物語の中で加担した罪の意識などに、純真無垢さは無く、ただひたすらに私利私欲に生き生きとして、知りたいがために、知恵を肥やすのではなく、ただ売りたいがために、ためらわずに誰かを騙すようなやり方が機械的に迫り、快適さを謳いながら、奪い合う意味の中でカタルシスに至らずに、いつわりの意味が君を苦しめる間に、あいまいな意味は今にも君を傷つけるために、ためらわずに運び込まれる文字が頭の中に瀰漫し、君は君自身を苦しめるための言葉を選んで、ランダムに懶惰な言葉で施錠した意識は、季節感をも破壊して、君自身を束縛するための約束で、君自体を屠るのである。あらゆるサイクルは、無知な故に、自らを過信して、書き込まれた罪に対して、儀式的なもので適応するが故の供儀として自らを捧げる間には、アイロニカルな故に単純な老化を受け入れられずに、経過する日々に怯えては、戦うという意味を履き違えて、ただ攻撃的に至り、自らが傷ついたが故に、誰もが傷つくべきだ、と促すような正義には、犠牲だけが絶えず、制限を誰かに課せて、自らこそは正しいと促すような誤りにすら気づかずに、誰をも裁くような裸の王様がウヨウヨしている。