昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

物陰

ドリーミーな手拍子、瞬間的な躍動感、ため息ばかりの波状で、より疲れが増していくだけの過去での此処とは何処のことなのか、と不思議そうに遭難する意識は、聡明なものすら見抜けずに、もぬけの殻と化した身体をボンヤリと眺めては、君と相似するものと照らし合わせているだけでは、いつまでたっても今に置いてけぼりをくらうし、そこで置いて行かれるほどに感情と離反し、怠惰な吐瀉物が、悪意を充填し続けるだけの無意味さに苦しむだけである。浮薄な情報社会で端末化された過剰な製品たち、些末な感情を植え付けるために嘯くコード化された人々の戯れ、レイシズムに揺れる人混みが阻む成否、品性なんてものは作られたものでしかないし、そこで語られるもののどれもが、誰かを抑圧し、支配するための言葉や文字であるし、そこで文字化けしているだけの私の箇条書きの中にも、誰かを位置付け、そこで羽交い締めにし、磔にするためのコードが隠されているし、そこで拡散され、たくさんの欲望に引きずられていくだけの思いに阻められ、陶酔し続けるだけのでたらめの感情がデータ化され、真理などを謳う間に保たれる形式にもたれかかり、加算される思いは散々な形式に酔いしれ、より知り得るために陽動されるだけの君たちの批判的なものが模倣するものなどが、体制的なものを持ち出し、意思を咎めるだけに至らせるような結末に深層心理に付着するフラクタルな面影を破壊し、新たなものを取り込む矢先に散財を繰り返し、くたびれた意思は機械的なものになり、気配すら感じ取られずに、肝心なものを見失い、雲散霧消する間から事あるごとに枯淡なものを間引きし、システマチックな窓から眺める中身のない風景すらも、美しく思えるようになるために、馴れ合いなどから放たれ、はびこる意味にこびり付く罪などを綺麗に剥がす。