昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

艶美

記憶の奥底で覚醒する饐えたムード、退廃的なジレンマが腐敗臭をまき散らす原理的な最深部、保たれる均等性も理論的な排外主義によりごみくずにされた過程に寄り掛かる君のいる町、端的な理想を述べる窮屈な君たちの親たちが監視するトラップにかかる動物たる私たちの規則に反して、ここでかかずらうほどにエモーショナルになっていくよろこびを敷衍させる。多目的に読み込まれた黙示録により、黒ずんだ世界、場違いなミリタリズムが信仰され、些細なことに屈従する人々の藻屑、原理的で健気な象徴に巣食う独裁的な動物、荘厳に抹消された規約の跡、傀儡にカスタムされた我々のコードを解明するために操作される人混みの中での悲しみの末路、真っ白になった頭の中でかじかむ時間が自覚したものが、主観を汚しては、綻びが生まれ、滅び行く今をむしばむ忌々しい現実、耐え難い今に浮かび上がる痛みも懐かしく、集まる結末から、また生まれ出る始まりの喜びから、のらりくらりと繰り返されるものに手のひら返ししながら、しなびた動機をずぼらに排除する私たちの規約の結び目をほどき、ロジカルにおどけてみせる先々では、厭うばかりの人々が列をなし、市民権などを謳いながら、利権などをむさぼり、無我夢中で食い荒らすおのれの欲に駆逐され、口癖のようにもっと欲しい、と促す先では苛むばかりの自分が短絡的な憐憫なんかをうながして、うやむやにする今に方針なんてないし、みんな保身ばかりだし、無関心だし、無責任だし、出し抜くことばかりを考えて、このやましいだけの日々に卑屈になり、理屈ばかりを並べては、ごまかす今に過信したり、進化できずに、家畜みたいに生きたり、生かされているとか、道具にでもなったような正当化を執り行うような犠牲的で、製品価値的な過ちを注ぎ込んだ教育を打ち砕いて、本質的で原始的な自己に帰り着く。