昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

もぬけのから

何もかもが馬鹿げているから健気にかなぐり捨て、自由に歌う君の尺度には神すら不必要で、卑屈になる暇もないから、買って気ままに偏りがあっても知らんぷりで、知ったことを、あたかも自分のことのように語る偽物たちの語り口に当たり散らす君すらも、不具合ばかりで、不潔極まりないし、ない物ねだりで、無くしたものを必死に探し回るほどに、見えにくくなり、醜いものばかりを、あたかも大切なもののように謳う連中が、宣伝するものの虜になり、理解したフリをして、不安などを煽るものの虜になり、受け入れた不安により、次々と襲いかかるものに依存し、取り除けない不安がなければ、不安になる、という心理的な矛盾を孕んでは、自己嫌悪に陥り、自分を責めてばかり居る君にあてがわれる憐憫により、信仰心は深まるばかりで、捕まえらたら最後、自分で考えることをやめ、情報にうまく踊らされる。自分勝手に踊りたい私は、情報を上手く利用したフリをするような連中の言葉や文字をシャットダウンしたり、シュレッダーにかけたりしながら、ひらひらと捕まえられぬように裏切り嘘つくようなサイコパスであるから、パッションが続く限りは、健気なふりをして、後ろでは鋭利なに何かを隠し持っているようなふりをしながら、ニコニコした顔をし、裏では、さらににこやかに笑うような狂気的なバグをふくんだ脳内からは、イデオロギーや、安定剤や、曖昧な色素や、流動的な端子や、接続しきれない思い出や、ニューロンに注ぎ込むニュートリノや、能動的に孕む再生理論や、ハレーションや好き過ぎるが故に別れたと語る矛盾したカップルの心理に基づく論文を数千ページ書き上げている最中にアクメに至るまでの距離を数学的に回避させる精神的な構造に寄りかかる絆のようなものが、別れた傷口を癒すまでの虚偽により、歪んだ政治的な意思により破壊される文化的なものが呼び覚ます原始的なバンダリズムにより、有償なものと化した過去を崩壊させるために、何かに基づくものから分たれ、自由に創造するための教育理論を構築し、君がチクチクと縫いつけた文字などが羽化させるエモーショナルなものと永遠に飛び続けるために書くことに価値など要らず、また価値になったところで、その価値は瞬く間にまったく無かったことにされなり、無かったもののように扱われるだけの価値が有ろうが無かろうが、と煩く付き纏う凡庸な価値に幸などなく、なくなく孕んだものが世を彷徨い、明るくさせたり、苦悩を撒き散らしたりしながら、間違ったり曲がったり、正しかったり誤ったりしたりしては、往復するものが永続的に交換されるものに必要も不必要もあるものか、と。