昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

システマチック

生きていることもままならぬまま、旋回する意識が超克していく気だるさに阻まれ、濫觴する真理が帰路を見つけられずに、意識上をさまよい、記憶という曖昧なものの中で超然としている確かな自分との乖離を深めて、理解すら得られぬような間にランダムに生まれる正当性なんかから外れて、プログラムされていることに反するというプログラムに支配されているということをプログラムされているという何度も覆い被さる強制的な支配からは逃れられず、すべては決まったものであるということを嘯くことすら決められたもののように演じるような利己的な法則に付着する字余りな思いが憩う影との対話を続け、因果とは、この形骸化した時間の中で史観がもたらした悲劇や喜劇を保つべく、意識をケロイド化させ、意識の傷痕を撫でながら、長らく平伏し、まやかしに慣れてしまった身体が補完する曖昧なプロセスから逃れることもできない、と悠長な定めの中で出来ることなどは少ないものであるし、出来たとしても、そこでの満足は苦しみを絶えず生み出すし、惰性で汲み取る未来とは、忌々しい結末を次々に孕ませ、はびこる悪意を抽出する虫たちとの和解すらできずに、出来合いのものを崇めて、把握する間に漁る者ばかりが、今を支配し続け、つたない意思は誰かを抑圧し、よくある一日のよくある風景の中で、誰もが同じように苦しむよりも、誰もがてきとうに生きて、適材適所なんてものを裏切りまくり、すべてが決められたものだ、としても、最後まで抵抗を続ける獅子奮迅の様子の君や私の刹那には、創造的なものだけが氾濫するように、と。