昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

遺灰

途端に言葉はまやかしになって、やかましくつきまとう君を捨象し物事を見つける合間に立ち尽くす曖昧な観念が消費し詰る結末に蔓延るニュアンスがアンニュイとさせる雨、耽溺する君の無垢な身体と、計測される罪と意味の中を這いずる記憶の奥底で懊悩する君の形式的な罪が孕むことごとくなどは、与えられた答えに過ぎず、そこで蓄積する思いが徐に消費することだけに専念させるための大義なんかに対比される私たちに接合される物事を切り離し、機械的な道理がドラスティックなものを持ち上げ、もたげる動機が器量などなく、まわれ道したり、曲がった日々を整えるために、ためらいを生み出し、延々とさえずる記憶が臆する間に枢要なものすら失われ、そこで愛したものなどのどれもが貪婪なものに変わり、関わるほどに掛け違えたり枯渇したり託つ者が騒ぎ立てる正義などに加担せずに、自らの正しさは自らで正すし、君がすることに制限を与え、裁くような考えをしてしまうような孤独な観念を破壊し、派生する悪意に添い寝し、損得勘定で精算される私たちの別れ道で邂逅する君も、以前と変わらぬ歳や姿ではあるが、それは現実ですらなく、それはまやかしであるし、そこで見つめている現実ですら、すぐさま消費されて、たちまちにアイロニーを孕み、考究する間にすべては枯れ果てるだけに至るし、ここで見誤るものや、そこで虐げられるほどに論難し、そこでの誤りを見つけ出すために生み出された契約などにやきもきし、役正すのままに処分されるの、だと悲しむ隙間には、色彩すらなく、色という色が消えてしまい、存在すらあやふゆになってしまう比喩の間で錯乱する私には正体というものすらなく、国から与えられたイメージの外に出て、イマージョンされ、フリーズするだけに至る存在が自らの遺灰を触る間に、存在は存在を飛び越え、覚えてあることなどに恍惚せずに、設置された意味の海で溺れずに、自らをデザインし直し、印象が与える道中の苦しみを喜びに変えるために、文字という花を咲かせるのが、唯一の私の事業である。