昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

崇高な夜明け

私たちの死を横柄に巻き込む跡、あらゆる不平不満を吸い込む掃除機のうるさいだけの音、私たちは所詮は踊らされているだけの木偶の棒なのか、と所詮は上手に踊っているフリをしては、散漫な世界のツールとして、つぶらな瞳を濁すために、違い違いになり、チグハグになった心はつぎはぎだらけだし、誰もが堕落したいのに、それを許せない奴らのために働いているフリをしたり、忙しさにかまけては、正気を失わないように狂ったようなフリをしたり、夜中になれば、孤独なままに終わるのか、とままならぬ心が空中を彷徨い、生きた心地もしないし、ここでは全ては普遍的なものを用いるほどに、ほどなくして世界は無くした物で氾濫して、騙し合いなが、憎むことが通常運転になり、担うほどに似合わぬ役割なんかを既婚では大人を演じては、裏ではいちばんの子供であるような麻痺した世界に普通などはないのであるから、あたかも正しいものを正しいものとして扱うよりも、適当に生きて溌溂と滑落して、悟性で適度に今をまぎらわし、ここで交わる全てを統べるために、ためらわずに消費される私やあんたがたむろするネットワークで加速する運命などが操作されて、誰もが白々しく、自分はしあわせなんです、とうそぶく間に真実などは、真実らしさを損ない、そこかしこで悪意を増幅させ、中庸すらも損なわれ、重用されるほどに内面的なものに敵愾心が生まれ、蓋然性を破壊して、そこで行われるべきものや行われたものすら破壊するために恐怖の大王なんかを生み出し、ちょこざいな厭世観が延々と巻き込む先々で最たるものが損なわれ、行いなんかが定める位置的なまやかしの中でのいちばんのまがいものになるための戦争や狩りになんか出かける間に安寧なんかは存在すらしないのではないのかなって、君を愛したことにより現れる弊害を飛び越えるほどの愛なんて見たことも聞いたこともないけど、愛してみたいとは思うし、馬鹿みたいなニヒリズムに没入するためにVRなんかをはめた頭でメタ的な禅に耽り、涅槃体験なんかをするよりも、自らを一度自分から追い出し、新たな自分を憑依させた後の自分などは、もう真実の自分などではなく、自分であることすら曖昧になってしまった今、分裂的に癒し、ツリー的に根を張り続け、やがて枝分かれになった全ては、どのような事や物でも同じ始まりを基礎として持つ、と語る自己との乖離により、どんどんと分裂する自己が枝分かれし、自らなどは、自らが認識さえしなければ、苦しむこともなく、自分を窮屈に感じることすらなくなるのだ。