昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

不潔な基礎

理想的な子供たちがニセモノな笑顔を咲き乱れさせ、嗄声でいざなう幼稚な管理へと移行させ、些細な出来事に加速する価値観などが、安易な結末の繭の中で訓育され、歴史の過ちや、民族間の恨みつらみを未だに吐き出すだけの差別的な機関として、あるいは裁くだけの、罪により堕落した法の番人たちは、己が罪により白痴に陥り、徒な消費により独裁的な主観を育てさせる惰性な結末に結合され、あらゆる妨げの血族として、過剰な加湿の孤独な大人として、つんざくいのちがもがいて、赤裸々なままに受け取る物事が物憂げなままに願いを重ねるあいだに、あいまいになった思念は視界を失い、絶えず迫る喪失感のケダモノに利用され、理性を装置的なものにより左右され、化学兵器的なレイシズムのひとつの爆弾として利用されるだけの、絶え間ない怠慢の道楽により、悪趣味な理想を企て、何かを否定し、批判することにより増していく快楽の奴隷と化する。私はといえば、大切なものを体制側になんか明け渡したりはしないで、従っているフリをしたり、あらゆることに無関心を装い、喉元を狙うために虎視眈々と狙いを定めたりしたりして、支配的なものが肥大化させる罪の海辺で寝そべり、日向ぼっこしながら、革新的なものにかき乱され、誰もが似たような意味に閉じ込められ、似たような使命感に遮られたりしながら、しなびた意味を幼稚なままに組み立てるための正確な計算式の橋をこえて、魯鈍なままに、どんな論難すら平気で無視して、誰もが正気ではないし、狂気的なものを抱えているからこそ、この人間というものは、分け隔てなく、平気で笑い飛ばすこともできるのだ、と。