昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-05-03から1日間の記事一覧

自らを閉め出すもの

黙す思いに、ニヒリズムのサイクルが迫る。うずくまる身体に、アナクロニズムな魔物が打ち出す幻滅が、虎視眈々と狙いを定め、辺り一帯を、焼け野原にしよう、と目論む。モノクロームの夢や、戦いの後をこすりながら、ふやけた夜に真理を打ち出す事にすら、…

よどみ

白日の下にさらすと 新しいにおいがして、 義務や意味などに 拘泥せずに、 センチメンタルな利息を 支払うだけの疑似的な春から 乖離し、本当の恋愛だとか、 倦怠感をまくし立てるだけの ファシストだとかから離れ 大胆に行動し、 高揚感に敷衍する 実情が、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 捕縄された意味を解き放ち、憚る意味に募るだけの状況から、陥るだけの季節感に苦悩を携えるだけの出来事から抜け出し、対する間に固執するだけの過去に至るだけの病から放たれ、一切に敗北感を携えるだけの行間にはびこる悪意を…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 洗いざらい答える隙間から抗い瀰漫する不満を飛び越え、とぼしい面影に陰惨なものを引き算するだけに夜は静かな侵略を続け、こころの闇と化するだけの心残りにヒットし、愚鈍な問題が犀利なものへと変貌を遂げる事を待たずに、た…

どこかの風のように。

幼い二人は、どこに帰るのか、と艶麗な月日に尽きる面影が、馳せる思いの順序を組み替え、次々に迫る意味を独白しながら、シナプスをたどり、悠遠に猛る思いが、均等なものなどを破壊し、派生する意味を問い質しながら、たしなむ今にも、猶予も無く、ほどけ…