昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-05-20から1日間の記事一覧

空疎な空間

証言されるものの影に隠れる悶える命が始まりを告げる。惨憺たるものが苦痛を伝え、つたない命が羽ばたき結ばれる無数の命の暗い闇に歪み、リズミカルなこころに帰り着き、コギトが暗澹とした宇宙に起爆し、一人語るすみずみに迫る孤独に混ざる本心が亀裂を…

課せる

単調な意識に 優しい呼吸が 虐げる現前に 捉えるべき愛も 質感を損ない 死地へと急ぎ 傲慢に逆撫でする 空疎な関連性に 還元されるだけの 愛をまともなもののように 扱うことに置かれる 孤独感にこそ 確かな創造が生まれるから 何も気にとめない。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 豊かなものなど、ほとんど無くて、くたびれた今に注がれる可憐なものが、生きたいと叫んだ途端に、見事に痛みは晴れて、初心な思いが、純然たるものを促し、想起する瞬間に、どこまでも循環するものや、純化する宛先に被る所以が…

美しい日々

返事も無く木霊する自らの言葉が、こころの中で偏執し、騒ぎ立てる輩が生み出す戦争や、ことごとくに続く意識におとずれる過程が変性しては、超越を目指し、韜晦する理由を追従するだけの知恵をたどり、退屈な夜を突きぬけ、どこ吹く風と機械的な連中が示す…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 世界から背反し、迫る半径に落とし込む愛が刹那に交わり、世界から始まる意味も、露骨な支配を謳い、物事に抑圧を与え、抑揚するものが真実を破壊し、果敢に挑むものが生み出す価値だけが、物事を飛び越え事象に反し、かかずらう…