昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-05-30から1日間の記事一覧

つたなく空疎なもの

幸せも不幸せも両成敗さ、と諭す原理から、乖離していくシーンが断続し、存在の襞に吸い込まれる過去から、ここへのドアをくぐり抜け、枯渇する原因から、妨げる理由へと取り急ぐ意味から、価値的なものへの修繕に取り組み、取り違える意味や、発散される先…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 用いられる怒りで裁くだけに謀る者が偏向を謳い、偽善的なものを用い、昏倒する意識に統合を求め、用いられる原理に理想を供給するフリをして、用いる普遍性により、支配の強度を増していき、行き違う意識が、言い分けがましく今…

背中合わせ

支えあうことで、 見づらいものも 見えるようになり、 ねたましく かじかむ身体に 自覚を与え、 充実した思いを抽出し、 確かな思いに帰り着く。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 荘厳な意識に迫り、形式美を携え、淵源に備わる秘密を重ねる。麝香のにおい迫るあいまいな昼下がりの静謐さや、精密なものに収まる現用から逃げ惑い、交わる先で昏倒しては、混淆されるままの愛に表現は要らず、ただ不潔なものが…

乖離

心配ないからね、と広がる空から不当なものが消え去り、ただ伝わる振動だけが、反響を伝え、多目的な精神を押し広げ、死が追いやる世界から抜け出し、ただかかずらう意識に形式すらなく、つたない思いが弊害すらも飛び越え、途端に宿る聖域や、雲隠れする学…