昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-07-21から1日間の記事一覧

転化

眠る憂鬱も、遙か午前に消えて、低劣な支配の袂を分かち、かすむ記憶に互恵されるだけの査定が生み出す平等などには、目もくれず、くたびれた意思を迎え入れ、凍てつく身体に根ざす陰惨な形や、過去に押し寄せる現在の住まいや、衰亡するほどに迫るニヒリズ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 余裕を用い、陽気に跳ねる事から、言葉に閉じるだけの憂鬱に責め立てられずに、たちまちに備わる愛から、儚くもだえる破壊的な者が示す画期的な創造から、愁嘆になじる言葉も階差から、終点に嬲られ、裏切られた愛から、瓦解する…

旅路

しとしとと降る雨に濡れ、大義も見出せずにさまよう野良犬に御加護が与えられるころ、孤独な頃合いに染みいる問題点や、世代的な交錯に夷狄な者が攻め入り、生命を奪い、原点を乖離させ、懐疑的な日常にふるさとを失うような戦争を生み出し、平行線に迫る現…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 すべての災いから抜け出し、文化的な終わりや、文明的な吐血や、あいまいな今に炸裂する因果なほほえみや、補填されるだけに理由に生け捕りにされ、生贄として、儀式台に乗せられ、納涼な時に愛した季節を封鎖するだけに俯瞰から…

回帰

つかみとる意味が 先々に暴露され、 かかずらう日々に ゆるく生き生きと、 ただはつらつと つなぐ意志が うららかに、 はがゆく悶える 意思がゆらゆら揺らぐ。