昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-08-30から1日間の記事一覧

夏の大三角形

蝉の鳴き声は、夏の寝言、寝ぼけ眼で、昼下がりの幽遠を超える。自由とは、何にも囚われぬ心であり、自由である、と思う事すら邪魔である。ほんとは、そっと抱きしめれば、解決する事ばかりなのに、短絡的な欲望は、どこかに行きたい、と忙しく動き回り、自…

暴かれるべき闇

禍々しいものが、自体を席巻していく。悪魔的なものが、世界を覆い、驕りばかりが横行し、やがて滑落する現在にひしめくものが、感情を奪い、爆砕される真理が、論理の外側に抜け出し、呑気なものを、折り重ねては、退廃的なものを積み上げ、攪拌され、拡散…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 降魔たちが錯乱する饐えた日常に、地上からあふれる毒素にふれあうだけの理想は、競合するほどに、競争本能を用い、狂奔するほどに、魯鈍な意思を用い、恣意を持たず、虐げられるだけに心情とは、透過されずに、交換されずに、た…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 背くという快楽へと移行していくほどに、欲望とは増し、何かを変えても、新たな権力が子飼いするものや、害する意志に低劣なものを与えるだけの義務へと、欺瞞を執り行い、現れる偶然へとつまずくだけに至らせる悲劇から、攪拌さ…

裸体

なにかのなごりをかぶさる愛が、 接続されるだけに浸る 陰鬱なメロディーが、 浮遊する空間的な律動から、 旋律をたずさえ、 訪問するだけの意識に、 空疎な爆撃を降らす 意味合いにくだけた かけがえのない日々に、 空輸されるものも、 邪魔なだとうたかた…