昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-10-20から1日間の記事一覧

用いられる間

なじる後先に、無情なものが注ぎ込まれ、境目も無く、混濁する意思に判然としない結論に、結合されるだけの散漫な意識に緩和すべき愛も、対話を失い、相互に作用せず、転化していく量と質を謳うだけの価値観に、けちくさい法で加工された人民のプロセスに織…

能動性

そっぽ向いて背き、 注がれるものを蹴飛ばし、 こぼし、偶像崇拝の構造や、 ケミカルな意思の家来どもが 嫌いであるから、 傀儡として生きるよりも、 輝く意志を持って、 用いられるものを ぺちゃんこにし、 機械的な道理に導かれるよりも、 不満や権利を謳…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 無垢なままに触れ合う互いが緩衝へと至り、関わる間から、愛は、身体を捨て去り、苛む思いを消し去り、些細なことで、いらだつ化身や、形式ばったものにひれ伏すだけの思いに与えられる罪から放たれ、自ら選ぶことだけが、自らに…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 日常に咲くものを寄せ集め、大きな花束に変えよう、と束縛する過程が、健気に咲く様子をじっと眺め、その間に詰まる結末や、憎しみを捨て、静かに呼吸し、しなびた記憶や、くつがえされた進化論や、井蛙なものが示す屈従の呪文や…

立ち向かう意志

選民思想は、歪んだ価値を生み、最も醜い者を憎むあまりに、自らが、最も醜い者に変わることに気付きもしない。虐げるべきは、どのようなものにも、誰にも存在せず、憎むべきは無く、憎む者を、憎むことが、最もなルサンチマンを生み出す。死とは、認識する…