昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-10-25から1日間の記事一覧

傍観する冬

星屑降り注ぐ夜にシェイクされる癒えない傷から、加速する十字路へと加工される品位に貧寒なものが突き刺さり、つたない意識は、汚いものを掲げ、邪推し、心証やシンパシーに軋轢を加え、出来合のものを愛し、病み続けるだけに浸る憂鬱に感応する官能的な濃…

汚穢

ギシギシきしむ音が、 夜を蝕み、 朝をむかえて、 記憶に綴る寒さや、 雪でキラキラ光るアスファルトや、 蜃気楼を生み出す、 空気中や、大気中の離別が迫り、 惑溺する夏に、 あらゆる苦悩をくぐらせる。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 資本的に懐柔に住まうものが、信用を謳い、怠慢なものや、対比するほどに、対面するものを恐怖に思い、複製されるだけの価値へと偏るだけの陰湿な世界へと偏り、懐疑的な日常に、敵意を用い、本質を汚し、汚されるほどに、形骸化…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 漠然とした意識から、すなどる良い形式すらも、今を奪うだけに至る観念に変わり、ただ、幼稚なものが従える意識的な普遍性こそが、いちばんの不潔である、と宣言する者こそ穢れたものであるのだ、と妥当な者が騙るカタルシスに見…

世界との総和

さえずる時の声や、哀願するだけの陥穽に嵌った、災いにたむろする傍観者や、約束を裏切り、均衡を打ち破り、幼稚な理想を掲げ、意味に昏倒し、倦怠感を促し、理由を持ち上げ、もたげる意味に屈従するほどに、魯鈍な意思を吐き出し、かかわるほどに、論理に…