昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-11-01から1日間の記事一覧

君と希望

隣で眠る夢や幻が、因果にとろけ、熱情する本能は、凡庸な価値へと引きずり込まれ、同じ意味を、同じ意味の中で混同し、同化するだけに、補填される理由は、私情へと重なり、加算されるだけの数字にもとづく隷属から、本質を見失い、ないがしろにする瞬間に覆…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 衰亡する所以や、懐疑的な今に忍び寄る過信や、かすむだけの思いが、隅々に靄を作り出し、見え難くする過程や、かぶれるだけに、まさぐる所以は、唯一のものを損ない、そこかしこを冷やかしに来ては、未熟な所以へと引き離され、…

集約化する愛

記憶に霞む、昨夜の声、イデオロギーも死に、導く気配も、私利私欲に汚され、開眼すべき現在に、見るべきものも無くなった、飽き飽きとした主体に打ち付ける闇が、冬の静謐にモザイクをかけ、見え難くする余韻や、強請られる過去から、枯渇する呼吸や、心音…

踊る

愛しき日々も、 三日もたてば 消え去り、 ささいなことすら 思い出せずに、 自らの気ままさに帰還し、 関するほどに、 露骨なわずらわしさが迫り、 狭い価値に引きこもり、 数々のことを 恨む暇さえ無いから、 不自由さを恨むより、 自由を謳い、 何かを扇動…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 冬の空の下で、くるまる雲の毛布。無関心な街並みを睨み倒す疲れた人々が向かう墓地や、食肉加工場の憂鬱や、ヒロイックなものを持ち込み、感性を迎撃するだけの半世紀から、くだけた感情を翻しながら、内面性に静謐なものを運び…