昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2016-11-03から1日間の記事一覧

垂涎するもの

目覚めるままに受け取る朝に高揚し、何事にも使われずに、自ら奏でるものが、秀逸なメロディーに変わり、感覚に反響し、確かなものを歌い、代償を求めるよりも、解消される先に、物憂げなものが迫り、センチメンタルへと誘うよりも、今ある苦しみを嘆き、今…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 フラクタルに積もるものや、ビルの影から、こぼれる憎しみのような風が、ドメスティックな一貫性を孕んで、懶惰な記憶をむさぼり、ルーツを用い、何かを対比するだけの事柄に背反すべく、わたしが用いる半径に注がれるだけの意味…

勝敗も無く歌う意志

なじる後先に、無情なものが注ぎ込まれ、境目も無く、混濁する意思に判然としない結論に、結合されるだけの散漫な意識に緩和すべき愛も、対話を失い、相互に作用せず、転化していく量と質を謳うだけの価値観に、けちくさい法で加工された人民のプロセスに織…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 逍遥する先に生み出される静謐に軽装のままで、スキップして歩く星の隙間、糜爛に澱んだカーテンを引きちぎり、不羈なものだけが、物語の勝者なのだ、と打開策を練る先々で、関連する悪魔どものワルツが憧憬を綴り、散り散りに消…

現代病

ずっと傀儡のままで、 何かに踊らせ、 誰かに着せられて、 襤褸になるまで、 るんるん踊り、 ぐんぐん入り込むものが、 いずれは、背徳を用い、 何かを裏切り 破壊するまでの 描写にとどまり、 今に屈従している 喜びに震えている。