昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-04-30から1日間の記事一覧

抉る

システムも潰えた後に広がるものが、同じような意味を敷衍させ、普遍的な生活へと迎合されるような価値だけをまさぐるような仕向けるような偶像に補填されるだけの感情などは、機械的なものであるし、機械よりも、機械的であるのが、人間的な社会というもの…

兆候

言葉に混じる濃淡が現実感を作り上げ、誰もいない交差点の信号の色と混ざり合う、ふざけた関係や、そこで立ちすくむだけの君の情念が揺らぎ、不信感を与える止まない雨の音がノイズのようで、刺激的に遊離していく官能的な瞬間から、言葉とは自立し、そこで…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 嘘のような笑顔を浮かべ、自らを誇示するために演技を続け、果てない痛みを絶え間無く引き延ばすような苦痛を与えるだけの理想が、偽装を続け、幻想を崇め、はりぼての自分を愛し、うそぶく自由に、自ら騙されるべきだ、と促すよ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 はびこる痛みや、干渉する途端に、何かを恨むようなものが示す差異がモニュメントを作り、そこで拝むことを続けるほどに、その場での意味は増していき、なんのために拝んでいるかを忘れ、数千年が過ぎる、まる

衝突

愛とは過ちを率いて、 今を卑近なものに変え、 問題に膠着する 偽善的なものが 気配を牛耳り、 今を利己的なものに変え、 自己顕示欲ばかりを加速させ、 些細なことに悩みぶつかる。