昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-06-03から1日間の記事一覧

罵る獣

自己の苦痛を押し広げるリビドーが普遍的な日常にぶつかり、自らが閉め出す理論の中で計算を続ける脳内で循環する安易な発想から、力学を捨て、権力だけで創造をつぶすだけの理論の外へと逸脱していく感性が、叙情的なものをたずさえ、詩的に昇華させる方方…

カタルシス

生きるために描くことだけが、今に旋律を与え、むしばむ空虚感などは、安易な激情が住まいを移すための空白に過ぎぬ、と扇ぐ日々に欠乏するものもなければ、そこで生み出されるものが、孤独感をかき消し、退屈をしのぐだけの日常に結実していくものが、確か…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 静謐を泳ぎ、反対されても尚、自らを強調し、虚栄や虚飾の街が、間違いすら改めずに、消費していくうさんくささを退け、自らに帰り着く、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 似たようなものを味わう退屈を退けて、あらゆる論理を否定し、さずかる意味などは、誰かが預かったものに過ぎず、そこには、無駄があふれている、まる

襲撃

ことごとくを旋回し、 またたくまに黒ずんで、 辺り一帯はふやけて、 そこでねじ伏せられ、 こころも持たない何かが 均衡を保ち、 そこで用いられる原理が、 正しいフリをして、 君に襲いかかる。