昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-06-09から1日間の記事一覧

悲しい動物

主体は孤独感をかかえ、夜と訣別していく。カモフラージュされた過去に雲隠れした風景に鬱屈していく精神が、現在をゆがめ、自身に冤罪をふっかけ、自らに罪を課せるような儀式的な愛が苛める間に不規則に現れる時間との対立を深める主体は、自分につかまつ…

受理

滑落して行く意志も、自らの真理を目指し、人為的な痛みを退け、遊離する果てに希望を生み出し、たばかるだけの論理を超越し、せめぎ合う意志が起源を見つけ、裁かれるだけの動機や、貪婪なものが告げる畏怖や、不具合を生じ、収斂していく関係も、覇権争い…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 短い叫び声の後、そこで自覚するものが本性をあらわし、短絡的に消化され、感覚的に消費されるものが逍遥し、充実するほどに不満をかかえ、もたらされるものへの反発を繰り返し、感覚をにぶらせ、何かを憎み、自らを愚鈍なものに…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 生きているだけでは十分ではないから、と何かを蹴落としてまで、まさぐる間に偶像崇拝を生み出し、退廃的な呪詛から、嘆願するほどに、しあわせとは懸け離れ、求めるしあわせとは、そこで何かにすがるほどに、孤独になり、孤独を…

現れ

まじわる運命の はじまりは、 誰かとの合致や、 融合にあらず、 自然に融和し、 自然がなんたるかを知り、 あらゆる不自然なものを認識し、 確かな意味に行き着く。