昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-07-08から1日間の記事一覧

辺境

限りあるものを抱えた生命は、自らの矛盾を消費しながら、しなびた明日や、汚れた今にさかのぼるための、窮屈な過去からの逸脱を目指し、ここに現れるものを模倣するよりも、今を屠り、葬るための法が加工する理屈が、意味を凌ぐこともできずに、答えに逡巡…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 形而上的な考えが完熟していき、現れるものだけが、正しいとされるほどに、そこでの過ちは強調され、協調を求め、応じる者だけが、正しいとされるときほど、正しさからは懸け離れ、用いられるものだけが、正しいと認識するほどに…

虚実

空腹を癒やすだけで十分だ、と 複製されるだけの現在に、 ゲリラ的に迫る日常の不平不満や、 負担ばかりだ、と諫める精神が、 正否を求め、 自らの屈辱に耐えている間に、 すべてとは、自らが用いる公平さに騙され、 自らに制限を生む。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 連動する意識は、形式的なものに膿みただれ、誰かが虐げるものを同じようにいじめることで生まれるよろこびを生み出し、何かを踏み台にし、不幸へといたるような胸裏にひしめく思いが、ことごとくを膠着させ、そこで何も感じられ…

流動する悲劇を止めるための呪詛

機械や屍人どもが徘徊する日常をすり抜け、数々のジレンマを抱えた輩が排除を叫ぶような退屈を孕んだ怠惰な意識が、形式的なものを押し付け、意識を抑圧させることにより、遮られ続ける先に結ばれない思いが、おこがましく関わり、かかずらう意識が、今に裁…