昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-07-21から1日間の記事一覧

狂騒

たなびく永遠は、はるか無知な様相で、現実を疎外し、瞬く間に映える主観に、よろこびを与える。覆われた暗鬱な物語に現れる閉塞感を超えて、不羈なままにたどる様子を俯瞰でながめる乖離した感情がひれ伏す先で、鮮明なものなどは、ここで貪婪なものに変わ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 制限を用いるだけの退屈な午後に卑劣な消費を謳うだけの人工的な楽園から、雪崩のように注がれる毒気が、今を硬直させ、罪の意識を持つべきだ、とうながすような退屈な人間がカタルシスをうながす限りに、しあわせなどはやってこ…

高次

誰にも届かぬところで反響するものが、融合し、死の断続から逃れ、生命を呼び起こすような叫び声から、産後からあふれる哲学的な抗争から、混沌としていく意識に散漫な動機がちらばり、制限を巻き起こす宇宙から抜け出し、ただよう意識は、この夜での真理を…

進め

奴隷化する感情を葬い、 勝手気ままに歌い上げるよろこびや、 何かをさげすみ、 何かを与えた気になっているような、 ぬるいものが、 ぬかるんだものを 生み出す前に、 ひたすら自らの意志だけで進む。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 報われるためだけに求められるものほど、空しいものはない、と行為に引きずられるだけの人々の空疎な理由を捕食するだけの情報を切り取り、自らの意思を煽るだけの理想などが、理性をそこなわせ、そこで用いられる暴力的な衝動に…