昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-07-29から1日間の記事一覧

虚像

空中で分解していく思いや、そこで寄り添う愛などを導く記憶の愚鈍な物陰に隠れる君の理論に注がれる思いが、生じる由縁に帰巣し、作用し続ける先に現れる仄かな記憶に重なる思い出も、その場では邪魔になり、味気ないものを生み出し、物事を踏み台にしなが…

夜の帝王学

窓から吹き抜ける夜風が平静を伝える。静寂を語る夜は、何事もなく、何も求める必要性すらなく、そこにあるものだけに混在し、存在感をたずさえ、何かを伝えるものすらなく、邪魔すら入らぬような忘我の先に見つけるものすら、無駄なものに思い、応じるだけ…

気配

統合されるだけの気配が、 正常を保つために、 絶えず何かを疎外する先に 生まれる戦争のために 運ばれるだけの意識は、 信じ込んだ形式の中で 縁取られたものを崇め、 そこで正しいとされるものだけを 価値として漁る。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 躍動する現在に偏執することもなく、短絡的に生み出される虚空に居座ることもなく、ことごとくに配されるものに挑んでは、その場で崩れてもなお、達成感を扇ぐだけの軽薄な連中に利用されずに、ここで用いる自らの意志だけに従う…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 クヨクヨするなよ、と健気なものが、軽やかに飛び交い、先々で跳ねては、自らの美しさに帰還する、まる