昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2017-11-03から1日間の記事一覧

改善

夜に裏切られた、と寄せ合う身体にシンクロする空しさを嗅ぎつけるような闇に媒介するものが獲物を探し、贋物の価値を元来のものとして捉えるような意識にふさぎ込んでいき、混濁する意思はフィルターをかけられ、空間にむしばまれ、遠い時間の彼方で短絡的…

気温差

夜の骸を集め、 朝に栄養を与える。 あらゆる抗いの後から、 訂正されるだけの 現在に遍在してくものや、 取り残された後になびく風や、 平静を取り戻すための戦争の音や、 拘束されるだけの今に女々しいものや、 忌忌しいものが降り注ぎ、 リズムを狂わせる…

提唱

はじめから持たされたものが用いる代償により悲しみを連動させるほどに色あせる瞬間は、何かと入り交じり循環することだけを目的に惰性に堅持されるものなどはいずれ、いじらしく誇示するだけにいたるし、そこで満ち足りないものを引き出し、引き取るだけの…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 遊蕩な世界で認識をふかめず忍従すべきだ、と騙る成否や、善悪から逸脱し、苛立つ精神から抗い、現れるものに追従せずに、自ら逃げ出し捉える猶予、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 姿形は見すぼらしくても、システムに巻き込まれずに、ずっと孤立しても尚、描かれた真実に退廃せずに、自らを信用し、自らの確かさに足枷すらはめないように、まる