昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-03-17から1日間の記事一覧

黒猫たちの弁証法

哲学者の猫が語る無限性や、カタルシスに至るまでの時間との擦れや、そこで更新されるもののほとんどは欲望に支配されているなど、と現を抜かす現実主義的なものを崩壊させるための手続きを施し、秩序を壊すために蔓延る悪意を充填させ、嬲られる思いが至ら…

交配

愛し合っていた二人も、いつかは離れ離れになり、担う意味が価値を語り出すころには、愛は疲れ果て、つかの間に憂いをうながし、短絡的に同化する意識は、愛とは煉獄に変わり、対比される互いとは、退廃するだけに至るのであり、愛していた対象を愛してる自…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 名前すらも捨て去り、あてもなく引きずるような生の美麗さにふれ、敷衍するものものしい物語に降り続ける淫雨が形跡すらも持たずにそなわるようなそぞろな自己の憂鬱を洗い流す、まる

通過儀礼

隣人は恐怖にふるえ、 ひるがえされるべき 明日がチクチクと 突き刺す未熟な痛みや、 諦観するだけの連中の 権利にひたるだけに、 モラルがないだの、と うるさくつきまとう。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 もとめるほどにわずらわしいものばかりだし、打算的につかさどるものが、ドルや円だとか、とうるさいから、雲散霧消したく支度を終え、生じる幽遠に帰するために比するものを持たず、もちいられるもののすべては、不潔なものであ…