昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-04-07から1日間の記事一覧

野性

骸みたいに歩く人の群れ。報う価値を無くしてさまよう骸たちは、立場を逆算しながら、仰ぐ日々に情念を損ない散じていく意識や、景色を形式的なものに変え、現実性が汲み取る制度の異物感を押さえ込むために泥酔してごまかす市街戦から、感嘆をうながすだけ…

犠牲的な春

たかまるおもいに嵌まり込む君が還元するための世界を想定し、何かを救うために、やかましくやましい神を設立し、摂理を謳いながら、魯鈍な者に変化し、晦渋なロジックにかくされた正確性のかさぶたを剥がし、はびこる悪意がバビロンを覆い、応じる答えが抑…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 あざとく笑う人々の群れ、むくんだ身体を引きずり、めくるめく快楽に身をあずけ、定まらぬ思いに這いずりながら、軌跡をふみにじる、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 今にも裁きを受けるべきだ、とつきまとう闇夜を徘徊する銀河に、想定されるままにまつわり、混ざり合い溶け合う瞬間にあびる物語、まる

群れ

どこに飛ぶでもなく、 背骨の折れ曲がった鳥たち、 リズム感あふれ、 途端に記録を飛び越え、 延々と演じるだけの人々。