昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-04-16から1日間の記事一覧

面影を乗り越える物語

簡潔に熟していく瞬間だ。なれあう時は終わり、引きずる意味もイメージにとどまり、何かを模倣することだけが、存在の正しさを定義づけるような約束事を謳いながら、正されないものなどが次々に排除され、正義に娶られる間に正義とは犠牲的なものしか生まず…

カタルシス

詩的なものが配膳され、 エゴも潰え、 同化するためだけに 現れた形式の亡骸を集め、 画期的なものに変換し、 散漫な季節に迫る、 退嬰的なモーションや、 退屈な戦争を生み出す ファシズムの雨にぬれ、 誰が誰を嫌いだとか、という どうでもよいような もの…

少女的な発散

終焉にたまる夢、 消えた面影に帰宅する 彼女たちの慟哭にゆらぐ論理や、 静謐な彼らが遊蕩し、 堅実さを破壊し、 おざなりになるまで、 内外に果てる私欲の群れや、 有するほどに、 強請られるだけの希望や、 空疎な自分を悲劇的に加工するための ペシミズ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 銀河にまじわり、刹那に回答を求め、用いられる言語が寂寞にからまり、空回りする君の過去から、ここまでの距離をまね続けた日々に関連するものなどがちぐはぐになり、つぎはぎになっても担う意味がやかましくつきまとう、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 超然として捉える後先に綴るものすらもなく、ただうかぶものとは瞬時に消え去り、さえずる記憶や、そこに置かれたものが老いても尚、先々をなぞり、そこで廃棄されるものが愛を歌い、たまゆらになびく意識が無限性をも超えて、端…