昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-04-23から1日間の記事一覧

幼稚な博愛

幻想的な修羅を歩き、空疎な自分を埋め尽くす雪景色や、形式的なものが角張って、奪い合うほどにうやまうものなどは、どれもねじれ、宇宙ひもが延々と引き継がれるだけの空疎な空間をニヒリズムに変えるころ、こだわりを捨てた退廃的な身体が同化していくシ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 夕景にひそむ甘い罠や、ないがしろにした瞬間にせまる虚栄や、陰鬱なモノローグにひそむ、空間的な悪戯、まる

超克

私は原初的な 怒りを忘れてしまっていたのだ。 短絡的に同化し、 陥落する所以になぶられ、 災いに打ち砕かれ、 可憐な動機すら忘れ、 裏切られ、 屈辱にまみれ、 疲れ果てても尚、 この日々の中心に 拳を叩きつけるの、だ。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 わずらわしくちりゆく夜の鼓動に同化し、感覚的な昇華を続け、逍遥しては、詩的にめぐり、素敵な瞬間だけを愛し循環する、まる

公平さも潰えた辺りから

敵とは外からも内からもあふれ、 敷衍する苦しみを待ち受けるだけの 前衛的な時を切り開くべき愛すらも枯渇しているのだ、と 妥当な位置から放たれる力とは、 位置的なものの抜け殻のようなものである、と 宣言するような選民的な意識から、 空疎な互換を施…