昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-06-09から1日間の記事一覧

軽薄さに迫害される幼稚な綻び

映じるものが、均等に歌い上げる静謐で、ゆらぐ極彩色の蝶や、裕福さを謳う必要もなく、涅槃に羽化するデルタの影や、湿地帯でうごめく、透明なナマズたちがひきおこす砂嵐や、安全ピンでいれられたリリカルなタトゥーに、ケミカルなリビドーに磨耗していく…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 生じる物語が邪魔になり、瀰漫する瞬間にほどけていく思いを静観し、過激さをほどこすだけの所以を昇華させる、まる

扇動される機械的な過ち

ことばももろく崩れ去り、信じるものすらしじまに溶け、延々と演繹されるだけの履歴を背負い続けるだけの今は、老いに追従しながら、何かを数えることだけが、正しいもののように思わされるほどに、ほどこされる意識的な犠牲として、今にしいたげられ、瀰漫…

楽園の朝

共依存をかかえた牛が、君にたべられて、君の一部になれるなら、そんなにしあわせなことは、ないよと語り、泣いた。その泣き声は、五日間つづき、雨が止んだ朝に、泣き声は止まった。空疎な身体をかかえ、むさぼられた身体を俯瞰でながめながら、すこしの憎…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ちぐはぐなものを捉えるよりも、軽々と飛び越え、延々と制限され、閉ざされるよりも、規範として、期限を決められ、退屈な意味をむさぼるよりも、鋭敏で居て、凍てつく今にぬくもりを与える、まる