昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-06-12から1日間の記事一覧

踏破

すべては等しくもなく、バラバラで、いつくしむ暇すらなく、すぐさま消え入るだけだ、とニヒリストが語る命令から逃れ、回転する座標や、そこでの顛末や、即席の理由や、観念論などを切り裂き、神との倦怠期を終えて、眼前に迫る夕景が、リアリズムを語り、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 粛清を謳う夜道や、策略を打ち出すだけの彼や彼女らのゲームや、現行にとじていく思いは、何かに対比されるほどに、抱擁することを忘れ、ただ蓄積される苦悩を快楽に変換するための傀儡として、改廃していくだけの無意味さを惰性…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 複製される真実を切開し、暗澹とした空間を消費し、偽善的なシンボルたる親どもを外に追いやり、自らの世界だけを、世界として認識する、まる

倒壊していく集合体

欲動し続ける先に欲望だけで支払われるような義務が現れ、散漫な意識に迎合されるだけの意味を磔にしながら、しなびた思いをコレクションし続けるひずんだ思いが老化現象へといざなうための絶え間ない時間を形成し、形影にひずむ浪費されるだけの今におとず…

偶然

ことばは影を生み、 寂寞にただよう予感を結い、 空疎な身体を加速させては、 みすぼらしい存在を破棄し、 次々にめぐる場面などは、 偶像にすぎず、 すぐさま通り過ぎ、 いっさいは一体感を喪失し、 退廃的にゆらぐ。