昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-07-13から1日間の記事一覧

パンクした自転車

部屋の隅か、路地裏で、おびえた目をして震えている君、気のふれた猿が騒ぎ立てる放課後の憂鬱。 ぼくらの影が迫り来る靴底に磔にされ、消しゴムで消されるだけの過去の普通さに酔いしれ、悲劇を演じているシンデレラどもの苦痛、シンデレラを迎えにいくため…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 デンと腹なら鳴らす太陽が求める均等性や、噛みしめる明日も、いつかの闇に吸収され、やがて夜へと跛行しよるし、誘導されるだけの権利なら、いっそ捨てることが、そこから逸脱し、即席の自由なんかに騙されやんと、躍動すること…

接続されるがままの身体を破棄するのです

君は眠りもしやんと、浮かぶ月が分裂する様子や、身体が分断されるような感覚とあそんでいるから、暇つぶしに、おしつぶされる感情なんかが、環境の責任にしたりして、逃避し続ける先に、逃げ場所なんかもなくなり、こなごなになった感情なんかを一生懸命に…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 なにかを聞いてるようで、なにも聞いてへんし、誰の言うことも聞く気なんていっさいあれへんし、あらゆるものに反してこそ正義やし、正義と語られる今すらすぐさま悪に翻るしで、忙しいし、指南される気もあれへんし、全部うるさ…

夏の海

ふらふらして 海月みたいな 髪ふりまわして、 複雑な胎内で踊り続けて、 つたない感情のまま、 肝心なものを放棄するよろこび。