昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-08-09から1日間の記事一覧

過去の肌

たちまちは、あちこちでぶつかり、際限なく敷衍しては、隈なく浸透し、度重なる意味を通過しては、加算される意味を超越する。生きることによって、完結するもんもあれへんし、偏執しては、なにかを締め上げて、良い気になりよるし、やかましいてかなわんし…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 逃げようとも、価値はせまるんです、と嘆く君が弔うものとは、なんて無駄なんでっしゃろと、美しいもんを知りはらんから、今に磔にされ、痛むことを快楽やと思ってらっしゃる、まる

青空がかかえる罪

あんましおもろない 毎日やなって、 アンニュイな様子を 醸し出す鴨の親子や、 含蓄する理由も、 粒子であって、 量子がなんやかんやて、 すべてはザラザラな砂であって、 つぶつぶな気泡であって、 宇宙的なモラルや、 数学的な狂気が孕む 空は依然としてブ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 どこにもとどまらんと、どこにも行かんでも、絶えず意識は調教されず、自らの意志でぐんぐんと伸びるし、そこに居たままでも、どこにだって行けるし、満足とは、どこかに行くことにあらずやね、まる

端々に生まれ行く覇者

瞬間的に完結していく物事に巻き込まれて、朧気で、儚い瞬間も純化され、静謐な面影をたどり、蓄積される思い出も、瞬時に自らにおおいかぶさり、ダリが描いた溶けた時計のようなものが、自らを圧壊し、跡形もなくなくなるようで、次にせまるものが、目覚ま…