昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-09-28から1日間の記事一覧

血の契約

一定のリズムで愛するような祈りに耽る彼女の構造、恋も終わり、日も暮れ、夜の汚穢が降り注ぎ、空腹と暗い暮らしの彼方で、自らを傍観するための儀式的な自己否定から、疑心暗鬼や既視感を破壊し尽くすような、暗闇に吸い込まれ、宇宙規模の稲妻に打たれ、…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 何もせんと、何も考えんと、スヤスヤ眠り、価値を用いるよりも、儚さに揺らぎ、悠然と消えゆく思いに、幾ばくかの可能性を残す、まる

すこし、わたしのはなしをし

わたしの、はなしをしよう。 伝達されるもんも、歪曲されながら、答えなんてもんは、あってないようなもんで、善悪なんてもんは、今に線を加え、どこにも行かれへんようにする、まる

敷衍

懈怠していく心情にまどろむ、老化するための身体に補完される瞬間的な馴れ合いから、はためく精神を編む老婆の季節的な妄想と模倣の隙間に沈積する優美な瞬間に純化していく帰路を歩く君の召されるまでの軌跡から、かわいた身体にかさなる風景に鎮座し、挫…

定まることなく逃げ回る

清々しくまじわり、 世界ははじまり、 たちまちに現れたものを、 強制的に継承され、 些細な痛みが、 旋律を伝え、 通過する途端に、 意味は解放される。