昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-11-15から1日間の記事一覧

静謐な互換性

あの子は寒い中、自転車で愛を探しにいった。そこから続く、魔法には目を背けて、絶えず痛む身体を引きずりながら、延々と街をさまよう。すべては、枢要なほどに、あべこべになって、弁解ばかりで、考えることすら退化して、誰かが言ったことなんかを、その…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 扉は開けっ放しで、懐かしむ暇も無いから、求め合うままに、用いられるものをそのままに、あらゆる差異を持ち出すだけの正義の犠牲として、あらゆる原理に反するためだけに生まれただけのわたしは、退廃的な迎合を続けるだけの世…

愛に似たもの

隔てるものもなくなって、君との距離も縮まって、ぬくもりあふれて、ふれあうと溶けてという、距離感の喪失による、依存的な何かや、にあわない過去を形成し、恋と名付けられた、愛するということとは、程遠いものに苦しめられながら、健気さを演じ、ほとん…

冬の色

血で出来た はじまりと まじわり、 途端に終わりは おれこみ、 嘘みたいな言葉と いりまじり、 どこかでふやける。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 正義とは絶えず犠牲を孕んだものであり、あらゆる制限を生み出すために正義とは、正義であることだけを目的に突き進み、自らが正しいことだけに専念するが故に、多大なる被害を次々に生み出す、まる