昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-11-23から1日間の記事一覧

動機も潰えた夜

薄雲に消える飛行機、深夜に泣き叫ぶ一日の終わりが悲劇的に錯乱する。現れる悲劇が路肩に沈み、自らの未熟さを嘆きながら、散漫な儀式を続けては、すべてに対して、無関心を装う帰路、定められた思いなどは、絶えずでたらめなものを巻き込み、すぐさまおの…

打算的な愛の配下

角膜に張り付く光景をかき消そうと、もがけばもがくほどに、過去を引きずり、今に苦しみを増加させ、憎悪を溜め込む余韻や、容易な意味や、安易な接続を超えて、惰性にみちびかれ、可憐であることを忘れ、歩くほどに汚れては、散漫な価値を崇め、なだめる月…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 呼吸も忘れるような愛が、そこかしこに敷衍し、確かなものすらなく、すらすら語れる物語などは、妥当なんしか生まない、まる

十全としたもの

きらめくラブソングがふりそそぎ、 愚鈍な思いを清純なものに変え、 主たるものにより、 もっともな価値を謳いながら、 偏るだけの真実を信じるだけの 人工的な楽園での はけ口として備わる彼女の苦痛や、 そこでの普通を貫通させるために となえる呪詛すら…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 もっとずっと、それは近くて、きっとそれは、どこにでもあって、誰かのものですらなくて、ないからといって、さびしいわけでもなくて、どれも同じで、似通ったものを愛した過ちに、気づくべきで、まる