昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2018-11-30から1日間の記事一覧

簒奪

聡明な意思に着替えて、混濁する頭を捨てて、該当するもののほとんどが、今に屈従しているだけに過ぎないと、肥大化する意思が貧寒な思想をたずさえ、短絡的な同化をめざすような動機がフラクタルであるほどに、今に複製されるものをあたかも自分のもののよ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 どこまでもゆるやかやし、耳ふさいで、あらゆることから放たれ、流るるままに、らんらんと跳ね、歌い上げるものが、延々と反響する、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 何にも追従せーへんし、変遷するもんよりも速く、空疎な自分を屠るよりも、補完される意味に組み込まれる罪に消費されるよりも、自らを飛び越える猶予や、躍動し続ける先々で回避する容易なプロセスや、ぶくぶくと太るだけの連中…

屍肉

悠揚にとろける 夕暮れの黄金、 臨月を迎えた宇宙から 羽化する蝶々が徘徊する 因果律から放たれ、 たびかさなる意味とは、 ただ生と死をただしく 分離させ、 あらゆる意味からの制限や、 かわいた君が、 若いからこそ、 みすぼらしく不愉快で、 井蛙なまま…

詩人とは何か

詩神たちと、 のぼれない階段を ひとっ飛びで とびこえ、 禁忌を利用し、 なにかを抑圧しようと ふるわれる権力に反する。