昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-01-10から1日間の記事一覧

なだらかな雲

思い出の端、ちぐはぐな廊下、業火の中での静謐、車のクラクション、花火の抜け殻、海岸線の町、刹那をくぐる鳥たちの鼓動。ケバい気配から逃げ出し、惰性な瞬間から逃れ、果たすべき指名すらなく、ないがしろにされ、充足感すらなく、チリチリなる孤独のそ…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 安易に製造されるもんが、素敵なもんのようにあがめられて、あがなうだけに至るような始末から、思想の悪い連中が吐き出す悪臭や、あいまいな心情に投函されるもんを心ん中で読み上げ、呼び出すもんが、しどろもどろになって、今…

なくしたもの

君たちは、 どこにでも いるだろうし、 よそ見しながら、 よそよそしく 軽率でありながら、 長い日々を占領し、 誰も通れなくする。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 ズダボロでも、知らんがな言うて、遊び呆けて、罵って、明日がどうなるかなんて知らんから、でたらめに生きるんです、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 容易に分断されるだけの形式的な世界にそぐうように仕向けるような教育の空疎な爆撃を逃れ、自らで学ぶことを知り、孤独に創造することだけが、今に悲観せずに、我関せずとして、何かを忘れるように生きるよりも、今に慟哭し、衝…

するすると避ける

ちゅんちゅん鳥鳴いて、外はあいかわらず、せわしないだけで、意味なんかほとんどあれへんのに、補填されるもんとか、文句とか、生産的な予言とか、げんなりする瞬間なんかで、みちみちとるし、簡単な作用ばかりで、ばかにならんもんばっかで、幅取りよるし…