昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-01-19から1日間の記事一覧

克己

なににも囚われずに、わずらわしいだけの嫉妬の業火でもだえるよりも、毛玉の海で魚みたいに飛び跳ね、現れる波形に経過していく意識の濁流にのまれては、何億回も繰り返し義務的なものに反し、のらりくらりと逃げまどう。イメージの瘤にたまる血、アスファ…

埋もれた所以

冬の微粒子、コンプレックスのフレイバーをかけたアイス、ちりばめられた夕日や、裏切られた放課後などが、泣き叫ぶ夜、あるいは、喉の奥で磔にされた神が刺されたような感情で、だんだんと迫る映像が、互いを破滅に追いやるだけのディオニソスとして、ある…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 用いられるもんに苛立ち、求めるもんなんか不潔なもんやで言うて、徒らに消費されるんもちゃうし、なんか、ちゃうもんばっかで嫌なります、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 誰かのために何か出来ることなんかないのであって、そんな思いは傲慢でしかなく、同感するほどに同化する意識は、言い分けがましく今に迫り、欺瞞を生み出し、誰かを騙すためだけに機能する言葉と文字の間でさまよう意識は、依然…

怒号

絶望ばっか歌って、 あらゆる決意を 踏みにじって、 憎しみばかりを ふやして、 負担ばっか与えて、 なにかの食い物にされ、 餌になる喜びかい。