昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-08から1日間の記事一覧

光りを食べる口

ふるえる君を食べて育つ花、ぬいつけられた過去を取るショベルカー、ペリカンたちは、おおきな口の中で子供をそだて、季節を風刺し、憎らしい言葉で世界をいじめる。終わらない夜が空気と混ざり合い、快楽を浄化させるのだと、性悪説に躓くだけの意識の奴隷…

流浪する愛

つたない命に反映するものが、今をつないで、意思に充足するものが、自覚する間に愛は、ガイダンスを無視する。何かを思うたびに、心はみたされて、見間違えがないように、はるか無垢な羽をひろげ、迎撃されないように、尊ぶ間にほころぶ愛を見繕って、浪費…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 化粧台の上のドクロ、喉に刺さった君の凶暴な唾、監査されるだけの身体は吸引され、ただの脂肪や液体に変わって、燃やされた後の愛をまさぐるばかり、まる

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 反芻される意思は、多様化を求め、情報を用いるほどに枯渇し、自らをやせ細らせる、まる

愛といえば

麻痺した感性が描く ロマン主義的な恋物語が横行し、 涙をもとめ、 経済的なものに変化させ、 愛を軽薄なものに変換し、 愛することは、 ただ浮薄で、 ふしだらで、 偽善的で、 独善的な故に、 傷つけ、傷つくことでしか、 答えも見つけられずに、 誰かを踏…