昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-15から1日間の記事一覧

色彩

帰り道、木々はゆれ、ほのかに香る香水が音のように鼻の中でおどる。きみの胸が宇宙みたいに感じられたと、ゆだねる感覚はずっと素敵で、詩的な猶予をそこかしこに孕んで、ランダムな夢の彼方、ゆぶねに浮かぶ産毛、にくらしいアンチテーゼを吐き出す世界の…

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 迎合などされるな。大衆とは移り気で忘れっぽく、なにかを利用し、自らを正しく見せる、まる

無数の言葉

焦慮する街、 海は呼吸していて、 かんたんに今を消費して、 昔話の中の花びらは、 彼方の面影を駆逐して、 痛む身体は少女のようで、 正直な快楽が、 貪婪な自我をむさぼる。

すこし、わたしのはなしをしよう。

わたしの、はなしをしよう。 迎合される罪は、本質的なものを喪失し、装置的に蔓延るバビロンが用いた正解により、世界とは成り立つ的な幻想から放たれ、自らの墓を荒らす馬鹿どもを一掃し、自らの正しさだけで成り立つ世界を迎え入れる、まる

ガールフレンド

孤立した世界で籠城する真理を体現するような、ヘルダーリンの叫び、因果応報をうたう、黄土色の空、季節感を失った星の上で補完されるものは、どれもが誰かの奴隷だと、精神病院のベッドの上で、おごそかな影を踏むニーチェ、あるいは質感を失ったジャニス…