昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-20から1日間の記事一覧

騒然としている朝

必然性をつたえる靴音、未熟でガラスみたいな子、整容される瞬間は高速にうごいて、光の速さよりも速くつたわる物語。宇宙の果てには光だけがあふれ、闇に飲み込まれるのではなく、光に包まれるのであり、悲しむ必要すらなくて、すらすら出てくる言葉は、誰…

なつかしい味

布団と思いは いっしょになって、 似合わぬ思いは捨て、 朝と溶けた身体、 心ない者たちが 歌う群青色の空。

足の指の間の星

人は馬鹿だから、翼以上のもので飛ぶって鳥たちが騒いでるのが素敵な歯がゆい春、集約された約束はたぶん惑星なんかに変わるわけで、わりと約束をやぶりたい僕は、感傷的なノイズをまき散らす昆虫と和解して、破壊的な若さを超えて、孤舟の先に羽化する日の…

永劫との対話

しあわせと定義されるものなどは、しあわせでもなんでもなく、しあわせという幻想をあたかも愛しているかのように演じ、もとめるばかりの愛におちいり、寄り添う愛を知らないから、もとめるだけの愛は依存的であり、失う恐怖におびえているだけであり、そこ…