昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-27から1日間の記事一覧

水の上に浮かぶ桜の花

私には何もなくて、すべてがあって、何もなくても、たいして困るものも、こみ上げるものもないし、もののあわれもないし、もう何度か死んでるだろうし、くたびれても裏切り強靭であるし、なにかに勝ち負けや優劣なんかつけたくもないし、知りたいのは哲学的…

獅子

月夜の残りカス、 現れる思いは、 かすかな匂いをたずさえ、 制限を持たずに、 今を堪能し、 確かな意思を保つ。

迫る闇

多目的な春、ただ若いだけの思いをむしばむ陽光、記憶は着膨れして、誰かの面影が佇むかぎりは、何も変わらず、砂で出来た日々を計算しながら、ふところに隠した悲哀などにみちびかれるほどに、ほとんどは魯鈍なものに変わり、甲斐甲斐しくむさぼる動機は他…

仲睦まじい若人の群れ

誰かのお下がりは嫌だと、 数千年も泣き続ける彼女の 慟哭をもけちらし、 端的な理由すらも 潰えた後に ひろがる静謐な 正解とだけ結ばれる。

散らかる愛

自己愛的に自らを 傷つけるのか? 自己破壊的に自らを 傷つけるのか?