昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-03-28から1日間の記事一覧

アンニュイな波形

すべては遠い昔のことのように思えて、飢えた体は、反転する自由の中で骸と化して、改ざんされる悪意が惚れた腫れたとうるさく募る疎ましい世界とは、狭い価値の中でしか回転しないから、リリシズムもなく、澄ました顔で理論が云々と、空想混じりのクソを吐…

臆することなく伝える

堪え難い大きな喪失も、 いつかは克服し、 確かな幸福をもたらす。 あらゆるためらいは、 日々のため息を昇華させ、 なにもためらうことはないのだと 継がれる言葉が、 この場にぬくもりをもたらすまで、 すこしは生きてみようかと思う。 確かな生命とは、 …

カバの口の中

消えない傷で 出来た城 札束が降る季節は 誰もが目を真っ赤にして ひとを裏切りながら 世界を捕食し 馬鹿みたいに笑う。

ジュースの上に浮かぶ桜の花

私には何もなくて、すべてがあって、何もなくても、たいして困るものも、こみ上げるものもないし、もののあわれもないし、もう何度か死んでるだろうし、くたびれても裏切り強靭であるし、なにかに勝ち負けや優劣なんかつけたくもないし、知りたいのは哲学的…

軟化した春

憎しみ合うだけの、 むくんだ人間たち、 蓄積する憎しみは、 ノイズに変わり、 ノスタルジアを支配し、 今に悲観し、 ペシミズムにおちいる。