昇華

時間を超える意志的な憐れや戯れ

2019-04-08から1日間の記事一覧

患う

なにが欲しいんかもわからんから、グダグダさまよいながら、因果なんかを蹴散らして、なんかあれやから、贖うよりも、あらがうことに専念するわけでして、できが悪いとか、出来合いのもんとかが、馴れ合いながら、些細なしあわせなんかを形成して、夢もあら…

開けっぴろげな思い

凡庸な羽をひろげ、バタつく衝動や、無価値な情報がうろつくだけの、うとましい街からぬけだし、愚鈍な者が跋扈する現代だとかをもどかしく思うよりも、今すらも脱ぎ捨て、先へ、先へと忙しく逃げ回る。

余韻

肉体を捨てた後の世界など興味はないし、ただ現れる問題など炉に捨て、溶け合い混ざり合いながら、互いを愛し尽くし、後は憎悪で燃やし尽くし、なにも残らぬように。

阿吽の呼吸

愛とは価値を かかえた途端に、 愛することをあきらめ、 価値を感じた途端に、 愛されることを強制する。 ただ、愛とは、 価値を超えるべきであるし、 価値に抗う、 最後のものであるべきあり、 抗うほどに、 愛するという行為は、 強度を増す。

統率されぬ意思

何も描くものがない夜。君の鼓動だけが頼りで、刹那におとずれる閃きと対峙して、たゆたう面影にとろけ、熱病のような恋路の果てに弾け飛んだ思いなどは追わず、次々とやってくる今よりも前に進む勇敢さだけが、切実とした願いすらも超越し、血で描く優雅さ…